インプラントとは、人工歯根療法とも言われ、歯が抜けたところに歯の根っこにあたる部分を埋入し、その上に人工の歯(ブリッジやクラウン)をかぶせる治療方法です。手術によって埋め込まれたインプラントは、骨になじんでしっかりと固定され、健康な歯のようにかむことができます。
インプラントは、骨にしっかりと固定されるので、自分の歯に近い感覚で物をかんだり、話したりすることができます。また、隣の歯を削ったり、金具をかぶせたりしないので、残りの歯にかかる負担が少ないのも特徴です。
まず、レントゲンなどによる十分な診断を行い、治療の計画についての説明をします。
歯が抜けたところへインプラントを埋入した後、あごの骨にしっかりと固定されるまで3〜6ヶ月待ちます。
インプラントによるしっかりした土台ができたら、人口の歯の上にかぶせます。
インプラント治療後は、アフターケアとして正しいブラッシングを行うとともに、半年に一度は定期検診を受けてください。
ブリッジの支台とするために、両隣りの歯を削らなければなりません。
歯の抜けたところにインプラントを埋め込み、人口の歯を被せるので両隣りの歯を削ることがありません。
入れ歯を固定する金具などに異物感を感じたり、支えている歯に負担がかかることがあります。
入れ歯を固定する金具がないので異物感がなく、また他の歯に負担をかけません。
インプラントは、身体の中で非常に安定した素材であるチタンでできており、骨とのなじみをさらによくするために表面処理が施されています。 チタンは人工関節など、さまざまな分野で使用され、生体親和性の高い材料として世界で認められています。
手術は局所麻酔下で行いますので、ほとんど痛みはありません。
インプラントの埋入手術の処置時間は約30分〜120分です。
インプラントを長持ちさせるのに重要なのは、自分の歯と同じような手入れをすることです。ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛みあわせのチェックをするために、半年に一度は定期検診を受けてください。
骨の成長がほぼ完了する16歳以上であれば、医学的・解剖学的に条件が満たされている限りどなたでもインプラント治療を受けることができます。
歯槽膿漏の患者さんはお口の中の衛生状態が悪い場合が多く、そのままではインプラントを入れることはできません。治療と正しい歯みがきを行うことで歯槽膿漏を治した後、インプラントを埋入します。
仮歯や仮の入れ歯を入れますので、見た目にも食事をするにも問題はありません。